日本政府のバングラデシュ感染症危険情報が引き下げに
(バングラデシュ)
ダッカ発
2022年04月06日
日本政府は4月1日、バングラデシュに対する新型コロナウイルス感染症危険情報を「レベル3」(渡航中止勧告)から「レベル2」(不要不急の渡航はやめてください)へ引き下げることを発表した。
バングラデシュでは2月以降、感染状況が改善し、3月の1日当たりの平均感染者数は258人と下げ止まっている。3月末からは1日当たり100人を下回る日が続いており、経済・社会活動も平常化が進む。
ワクチン接種率については、接種完了が人口比75.2%、2回接種完了が67.0%、ブースター接種率は2回接種完了者のうち8.7%となっている。
日本からの渡航に際して、バングラデシュ入国時、ワクチン接種完了者(2回以上)は「ワクチン接種証明書」の提示のみで、PCR検査は不要となっている。ワクチン未接種者については、出発時間72時間以内に実施した「PCR検査陰性証明書」の提示が必要となっており、ワクチン接種の有無にかかわらず、入国後の隔離措置は免除となっている。
今般の日本政府による感染症危険情報の引き下げにより、日本からバングラデシュへの出張の増加が予想される。
(安藤裕二)
(バングラデシュ)
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