関税税則委、対米追加関税対象の一部品目の適用除外期間を11月30日まで延長

(中国、米国)

北京発

2022年04月19日

中国の国務院関税税則委員会は4月14日、米国原産の輸入品に課している追加関税措置について、一部品目の適用除外期間の延長を発表した。税委会公告〔2021〕7号で適用を除外していた品目について、4月17日から11月30日まで引き続き、追加関税措置の適用対象から除外する。対象となる品目のリストは、財政部のウェブサイトPDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)に掲載されている。これまでに適用除外措置とその延長については添付資料参照。

適用除外期間を延長した対象品目には、潤滑油や木材、パルプ、航空機器、医療機器、検査機器など95品目が含まれている。リストにはHSコード8桁以下の商品名称に基づいている品目も含まれる(注1、注2)。

税委会公告〔2021〕7号に基づく品目は、2021年9月17日から2022年4月16日まで、中国が米国の通商法301条に基づく措置への対抗措置として課している追加関税を徴収されていなかった(2021年10月4日記事参照)。

(注1)同一のHSコード(8桁)だが、商品名別で2つの別の品目とされているものもある。

(注2)税委会公告[2021]7号の対象品目リスト(81品目)と今回の通知で発表された対象品目リスト(95品目)では品目数が異なっているが、今回の通知の対象品目リストの注に記載されているとおり、「中華人民共和国輸出入税則(2022年)」に基づく新しいHSコードを適用したため対象品目数が増加したとみられる。

(小宮昇平)

(中国、米国)

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