ウクライナ、3月の貿易額が大幅減、穀物輸出に打撃

(ウクライナ)

欧州ロシアCIS課

2022年04月06日

ロシアの軍事侵攻によって、ウクライナの貿易は大きな打撃を受けている。ウクライナ経済省は4月3日、3月の輸出総額が約27億ドルと、前月の約53億ドルと比較して半減したと発表した。

減少に大きく影響したのは金属、および穀物を含む農産物だ。中でも、平鋼(注)の輸出量は前月と比較して10分の1まで落ち込んだ。また、トウモロコシや小麦、ヒマワリ油、大豆は4分の1となった。これらの品目の主要輸出先について、ウクライナ税関が公表している最新データ(2022年1月末時点)によると、平鋼はトルコやポーランド、ブルガリアなどで、トウモロコシや小麦、ヒマワリ油、大豆は中国、インド、トルコ、アルジェリアなどだ。

輸出減少の要因について、ユリア・スビリデンコ第1副首相兼経済相は「ウクライナの従来の輸出ルートは黒海経由だったが、現在はロシアに封鎖されてしまっている。また、ロシア軍は鉄鋼工場や農業施設を攻撃している」と述べた。

輸入も大きな影響を受けている。3月の輸入総額は約18億ドルと、前月の約59億ドルと比較して約3分の1に減少した。主な輸入品目はガス、石油、石炭で、主な輸入相手国はロシア、ベラルーシ、スイスなどだった。

(注)厚みに対して幅や長さが大きい鋼材。フラットバーとも呼ばれる。

(宮下恵輔)

(ウクライナ)

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