3月の消費者物価指数が急上昇

(ロシア)

欧州ロシアCIS課

2022年04月14日

ロシアでは、ウクライナへの軍事侵攻の影響により物価が急騰している。連邦国家統計局は4月8日、3月の消費者物価指数が前月比で7.61%上昇したと発表した。伸び率は8.38%を記録した1999年1月以降で最大。

高い上昇率を記録した品目は、砂糖(前月比44.04%上昇)、電化製品(28.90%)、テレビ・ラジオ(23.37%)など。サービス分野では、外国旅行が前月比37.11%増と大幅に上昇した。2月24日に開始されたロシアによるウクライナへの軍事侵攻を受けた諸外国の経済制裁や、ルーブル為替レートの下落が影響している(「インターファクス通信」4月8日)。

地域別にみると、32の連邦構成体で8%以上の物価上昇が見られた。最も伸び率が大きいのは、ジョージアとの国境に接するイングーシ共和国で、前月比10.8%だった。モスクワでは7.2%、サンクトペテルブルクは7.7%上昇した。

物価上昇のペースは、ウクライナへの軍事侵攻開始から2週間をピークとして、徐々に鈍化している。こうした要因を踏まえ、ロシア中央銀行は4月8日、主要政策金利を20%から17%に引き下げた。

2022年の消費者物価上昇率について、ロシア中央銀行は前年12月比で5.0~6.0%(2022年2月11日発表)、経済発展省は4.0%(「インターファクス通信」4月8日)と予測している。

(宮下恵輔)

(ロシア)

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