入国時、空港でのPCR検査が不要に

(インドネシア)

ジャカルタ発

2022年04月07日

インドネシア政府の新型コロナウイルス対応タスクフォースは4月5日、通達2022年第17号PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を施行し、空港でのインドネシア入国手続きを一部緩和した。今回の通達により、空港でのPCR検査が不要となった。

入国者は到着時に、体温の確認を含む新型コロナウイルスの症状の検査を受け、症状がなく、体温が37.5度未満の場合は、旅程を継続できる。ワクチン接種回数に応じた入国時の隔離義務に変更はなく、以下のとおり。また、いずれの場合も引き続き、インドネシア入国に先駆けて、出発前2×24時間以内に検体採取されたPCR検査の陰性証明書(英文)などの取得が必要となる。

  • ワクチンを未接種または1回のみ接種している場合:政府指定隔離施設(ホテル)での5日間の隔離が必要。
  • 出発の14日前に2回以上のワクチン接種が完了している場合:隔離なしで旅程の継続が可能。
  • 18歳未満または特別な保護を必要とする場合:両親または同行者に課せられる規定に従う。
  • 健康状態・疾病によりワクチン接種ができない場合:ワクチン接種ができない旨が記載された、出発国の病院・医師が発行する書類の提示が必要。

なお、体温が37.5度以上と診断された外国人入国者は、自費で空港でのPCR検査を受診する必要がある。

インドネシアでは、隔離措置の緩和や到着ビザの発給再開など、入国を取り巻く規制の変更が続いている。在インドネシア日本大使館は、感染状況やインドネシア政府による措置などに関し、最新の情報に注意することを呼びかけている。

(尾崎航)

(インドネシア)

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