英政府、ロシアからの石油輸入の段階的な停止を発表

(英国、ロシア、ウクライナ)

ロンドン発

2022年03月09日

英国政府は3月8日、ロシアの石油の輸入を2022年末までに段階的に停止することを発表した外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます。また、クワシ・クワルテング・ビジネス・エネルギー・産業戦略(BEIS)相も同日、同内容についてツイートした。

政府は2022年末まで、サプライチェーンを調整するための十分な時間を確保し、産業界と消費者を支援するとしている。さらに政府は、石油に関する新たなタスクフォースを設立し、企業と協力して2022年末までに代替供給先を見つけられるよう支援する。

政府によれば、英国の石油需要全体に対するロシアからの輸入は8%を占めるが、英国は原油と石油製品の重要な生産国でもあり、さらにオランダ、サウジアラビア、米国などロシア以外の多様な信頼できる供給先から輸入している。政府は、これら国際的なパートナーと緊密に連携し、燃料製品の代替供給を確保するとしている。

また、天然ガスについては、英国はロシアに依存しておらず、供給量の4%未満としている。政府はこれをさらに削減するための選択肢を検討しており、ボリス・ジョンソン首相も、再生可能エネルギーと国内の石油・ガスの供給の両方を含む、エネルギー安全保障強化に向けた長期計画を示すエネルギー戦略を打ち出すとしている。

ウクライナへの追加支援も発表

英国政府は3月7日、世界銀行を通じウクライナの政府予算に直接、1億ドルを割り当てることを発表した外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます。この助成金は、ウクライナの公共部門の給与を支援し、重要な国家機能を引き続き働かせるとともに、ウクライナ国民の社会的セーフティネットと年金を支援するために使用される予定となっている。政府は今回の支援を、ウクライナ政府支援のために設立された、世界銀行のマルチドナー信託基金(MDTF)を通じて行うとしており、他のドナーに対しても同ファンドを通じた支援を呼びかけた。

(宮口祐貴)

(英国、ロシア、ウクライナ)

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