新型コロナ対策規制を全面解除

(ガーナ)

アクラ発

2022年03月30日

ガーナのアクフォ・アド大統領は3月27日、国民演説で3月28日から新型コロナウイルス対策に係る規制を全面解除すると発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。これによって、各種イベントの人数制限や娯楽施設の閉鎖、国境の陸・海路での人的移動などが解除される。マスク着用義務も解除されるが、引き続き密な集まりを避けることが推奨される。

水際対策については、ワクチン接種済みの入国者に対し、これまで必要としていた渡航前のPCR検査と入国時の空港での抗原検査を免除すると発表した。ワクチン未接種者については、ガーナへの渡航前48時間以内のPCR検査、入国時の空港での抗原検査とワクチン接種が求められる。

3月28日現在、ガーナの新型コロナウイルス新規感染者数の1週間平均は8人となっている。一方、ワクチン接種については、1回目接種率が28.4%、2回目が16%程度にとどまっており、今回の全面解除を受けて今後の感染者数増加を懸念する声もある。

(関根広亮)

(ガーナ)

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