7週間ぶりに新型コロナ感染者増加、政府はマスク着用義務の解除要請を拒否

(ボリビア)

リマ発

2022年03月17日

ボリビアのジェイソン・アウサ保健スポーツ相は3月14日の記者会見で、7週間連続で減少傾向にあった新型コロナウイルス新規感染者数が2022年第10週に入って前週から37%増加したと述べた。感染の増加が確認されたのはオルーロ県(2.3倍増)、コチャバンバ県(65%増)、ポトシ県(55%増)、サンタクルス県(43%増)、ラパス県(17%増)、ベニ県(7%増)の6県。これを受けて、アウサ保健スポーツ相は、チュキサカ県のスクレ市など一部の市町村から出ている屋外でのマスク着用義務の解除要請については、依然としてリスクが高く、時期尚早との考えを示した。

ボリビア保健スポーツ省(MSyD)傘下の国家保健情報システム疫学監視網(SNIS-VE)が発表した2022年第10週(3月第2週)の最新データによると、ボリビア全土の累計感染者数は89万7,385人、累計死者数は2万1,878人に上っている。地域別では、最大人口の東部サンタクルス県が累計感染者数33万8,473人(全体構成比37.7%)、累計死者数8,907人(同40.7%)と最も多く、ラパス県が累計感染者数16万1,123人(18.0%)、累計死者数3,111人(14.2%)と次いで多い(添付資料表参照)。

また、MSyDは3月15日の同省プレスリリースで、新型コロナウイルスのワクチン総接種回数(注)が1,288万2,007回に達したと発表した。接種回数別では、全国の18歳以上の接種対象者のうち1回目接種者数は602万3,227人、2回目は472万1,538人、単発接種〔1回接種で済むジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)製ワクチン使用〕は99万4,961人に上るほか、114万2,281人の18歳以上の基礎疾患を持つ患者が3回目のブースター接種を受けたという。一方、MSyDが発表しているボリビアの人口(1,184万1,955人)を基に2回接種完了者数とJ&J社製ワクチン接種完了者数を合わせた数字から算出される同国の接種完了率は48.3%と依然半数に達していない。このうち、5歳から11歳の児童と12歳から17歳の若者に対する接種回数は241万4,639回に上っている。同年齢層の接種回数別の接種者数は、児童の1回目接種人数は69万4,202人、2回目が42万4,625人で、若者が1回目74万8,884人、2回目54万6,928人に達している。

(注)ボリビア全土で承認されているスプートニクV、アストラゼネカ、シノファーム、ファイザー、J&J製ワクチンの1回目から3回目、ならびに単発接種の合計。

(設楽隆裕)

(ボリビア)

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