リチウム電池のノースボルト、ドイツにギガファクトリーの建設発表

(スウェーデン、ドイツ)

ロンドン発

2022年03月22日

スウェーデンのリチウム電池メーカー、ノースボルトは3月15日、ドイツ北部シュレスビヒ・ホルシュタイン州ハイデに、同社3カ所目となるリチウムイオンバッテリーの大規模生産工場「ギガファクトリー」を設立する意向を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。同社によれば、同工場は年間約60ギガワット時(GWh)バッテリー生産容量を有するとしており、完成すれば、電気自動車(EV)100万台分に相当するリチウムイオン電池を欧州市場に供給できるとしている。約3,000人を雇用し、2025年の操業開始を予定しており、大陸欧州で最も環境負荷の少ない高性能リチウムイオンバッテリーの生産を目指す。

ハイデ地域を選択した理由として、同社は、陸上および洋上の風力によって生成され、デンマークやノルウェーとの国際連系線を通じて供給されるクリーンエネルギーによって強化された余剰電力があるため、ドイツで最もクリーンな電力網を有することを挙げた。さらに、同地域は北欧と大陸欧州を結ぶバッテリーの新たなサプライチェーンの中心に位置することに加え、十分な敷地もあることから、規模の経済による生産コスト削減が可能となるとした。また、ドイツの産業分野における強みと自動車分野の専門性へのアクセスが機会を提供するとした。

さらに、同社は同工場で調達する原材料の多くを、リサイクルされたバッテリー金属から調達する予定としている。また同社は、同工場にバッテリーリサイクル施設を併設し、生産工程で生じた副産物を効率的に再使用する考えも示した。

(島村英莉、篠崎美佐)

(スウェーデン、ドイツ)

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