サンパウロ州、オープンスペースでのマスク着用義務を解除

(ブラジル)

サンパウロ発

2022年03月10日

ブラジルのサンパウロ州政府は、3月9日付で州政令66.554号を公布し、オープンスペースでのマスク着用義務を解除した。政令は即日施行された。公共交通機関や学校の教室、オフィスなどの屋内では引き続きマスクの着用が義務付けられる(注1)。州政府は3月9日付の公式サイトで、「ワクチン接種が進んだ」ほかに、サンパウロ州の新型コロナ学術委員会の分析結果として「入院者数と死者数が過去1カ月で大きく減少した点も考慮した」と、今回の決定理由を説明した。

サンパウロ州のワクチン接種率を、保健省傘下のオズワルドクルス財団のデータで確認したところ、州人口比は3月9日時点で1回接種済みが89.05%(ブラジル全国の場合:81.27%)、所定の回数接種済みが82.69%(73.15%)、ブースター接種まで接種済みが45.12%(31.7%)と、いずれも全国の接種率を上回っている。

サンパウロ州政府は、3月9日の公式サイトで直近の新型コロナ統計を発表し、オミクロン株の感染拡大から一転、疫学週第6週(2月6~12日)を境に収束へ向かっていることを示した。最新の疫学週第9週(2月27日~3月5日)は特に前週比で大きく減少している。それぞれ1日当たりで、新規感染者数は前週比42.8%減、入院者数は28.5%減、死者数は44.9%減となっている(注2)。

(注1)リオ・デ・ジャネイロ市のように3月7日に屋内スペースでのマスク着用義務も解除した自治体もある。

(注2)1日当たりの感染者数は疫学週第8週(2月20~26日)と第9週(2月27日~3月5日)を比較すると、それぞれ1万1,657人から6,664人に、入院者数は459人から354人に、死者数は196人から108人に減少した。

(古木勇生)

(ブラジル)

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