マレーシア、4月1日に入国後隔離を撤廃、エンデミックへ移行

(マレーシア)

クアラルンプール発

2022年03月10日

マレーシアのイスマイル・サブリ首相は3月8日、新型コロナウイルス感染症に関連する入国後の隔離措置を4月1日から撤廃し、「国境を開放する」ことを発表した。4月からは、新型コロナのワクチン接種を2回完了していれば、国籍を問わず入国後の隔離が不要となる。ただし、出国前2日以内のPCR検査で陰性であることと、マレーシア到着時の抗原検査の受検は引き続き必要となる。詳細については今後、発表される見通し。

マレーシアは新型コロナの感染拡大を受け、2020年3月以降、外国人観光客の受け入れを原則停止していた(2020年3月17日記事参照)。2022年3月初めの時点では、ワクチン接種完了者のみ利用が可能な「ワクチン・トラベル・レーン」(シンガポールとの往来のみ)や、国際的な観光地であるランカウイ島に限定した「トラベル・バブル」、あるいは短期出張のための投資開発庁(MIDA)の制度に限り、隔離なしでの渡航が可能だ(2022年3月3日記事参照)。

マレーシア保健省によると、3月7日時点でマレーシアの成人(18歳以上)のうち98.7%が2回のワクチン接種を完了しており、ブースター接種率は64.0%まで上昇した。オミクロン株の拡大により、足元の感染者数は1日当たり3万人前後で高止まりしているものの、その99%以上が軽症または無症状だ。

イスマイル・サブリ首相は、ワクチン接種の進展度合いや重症者数が限定的なことなどを加味し、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)段階からエンデミック(一定の周期で繰り返される流行)段階への移行を宣言するに至ったと表明した。4月以降も公共の場でのマスク着用は義務付けるが、飲食店の営業時間制限や施設の収容人数上限を撤廃するなど、大幅な規制緩和がなされる。

(吾郷伊都子)

(マレーシア)

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