2月の失業率は4.0%に改善、2008年以来の最低水準

(オーストラリア)

シドニー発

2022年03月22日

オーストラリア統計局(ABS)は3月17日、2月の雇用統計を発表し、失業率(季節調整値)が前月から0.2ポイント低下して4.0%になったことを明らかにした。失業者数は1万8,500人減少し、前月比3.2%減の56万3,300人となった。

就業者数は、パートタイム労働者が4万4,500人減少したものの、フルタイム労働者が12万1,900人増加し、前月比0.6%増の1,337万2,000人となった。月間総労働時間は前月比8.9%増の18億1,300万時間と大きく増加した。また、労働参加率は0.2ポイント上昇の66.4%、不完全雇用率は0.1ポイント低下の6.6%、労働力の未活用率は0.3ポイント低下の10.6%と、いずれも改善した。

失業率を州別にみると、ニューサウスウェールズ州(0.5ポイント改善の3.7%)で大きく改善したほか、北部準州(0.2ポイント改善の3.5%)、首都特別地域(0.2ポイント改善の3.0%)、クイーンズランド州(0.1ポイント改善の4.3%)で改善がみられた。一方、西オーストラリア州(0.4ポイント悪化の4.1%)、南オーストラリア州(0.2ポイント悪化の5.0%)、ビクトリア州(0.1ポイント悪化の4.2%)、タスマニア州(0.1ポイント悪化の3.9%)では悪化した。

ABSは「就業者数は4カ月連続で増加し、失業率は2008年8月以来の最低水準に達したほか、労働参加率は過去最高を記録した」と説明した。一方で「労働時間は大きく回復したものの、新型コロナウイルスのオミクロン型変異株の感染拡大前となる2021年12月の水準を約0.5%下回っており、オミクロン株の感染拡大によって病気休暇の取得が急増した影響を引き続き反映している」と分析した。

(住裕美)

(オーストラリア)

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