英国、貿易関係と供給網のレジリエンス強化で韓国と合意

(英国、韓国)

ロンドン発

2022年02月14日

英国政府のアン・マリー・トレビリアン国際通商相は2月7日、英国・韓国自由貿易協定(FTA)委員会をロンドンで開催したと発表した外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます。同相は韓国のヨ・ハング通商交渉本部長と会談し、デジタルや環境、小企業支援などの重要分野での貿易、協力の拡大につき議論し、貿易協定強化に向けた交渉を2022年中に開始することを目指すとした。現在、両国の間にはEUから継承した英国・韓国貿易協定外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが、英国のEU離脱の移行期間終了後の2021年1月に発効している。

さらに、両者は、世界的な半導体不足や新型コロナウイルス感染拡大に伴うサプライチェーン上の問題を背景に、サプライチェーンのレジリエンス強化に向けた新たな戦略協定に署名した。同協定を通じ、両国間における重要製品の円滑な供給と確実な維持を図る。英国政府は、英国がアジア・太平洋地域のパートナー国とこのような協定に署名するのは初としている。

政府によると、2020年10月~2021年9月の両国の貿易額(財、サービス)は133億ポンド(約2兆748億円、1ポンド=約156円)。うち、英国から韓国への輸出は前年同期比で12%増と伸長したとしている。

トレビリアン国際通商相は、これらの協定について「インド太平洋地域への傾斜という英国の戦略を行動で示したものだ」と述べ、電子機器や文化などの輸出で世界をリードする韓国との関係強化につながる、と期待を示した。

また、政府は同発表の中で、国際通商省が韓国投資公社(KIC)と、英国でのグリーンかつサステナブルなプロジェクトへの韓国からの投資の促進に向けた協定に署名したことに触れたほか、韓国の世亜製鋼の英国子会社、世亜ウインドが英国北東部の洋上風力発電能力拡大に向け2億6,000万ポンドを投資していることも紹介した。

(オステンドルフ・七海・ありさ)

(英国、韓国)

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