中国、新型コロナワクチンの交互接種を開始

(中国)

上海発

2022年02月24日

中国国家衛生健康委員会は2月19日、新型コロナウイルスワクチンの研究開発および接種状況の進展を踏まえ、ワクチンのブースター接種について、国務院共同防疫メカニズム(注)の承認を受け、交互接種を開始したと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

これまでは、中国医薬集団(シノファーム)北京生物研究所、中国医薬集団武漢生物製品研究所、北京科興中維生物技術(シノバック・バイオテック)の3社が開発・製造した不活化ワクチン、または、康希諾生物(カンシノ・バイオロジクス)が開発・製造したアデノウイルスベクターワクチンを接種した18歳以上を対象に、接種間隔を6カ月空け、初回接種に用いたワクチンと同類のワクチンでブースター接種を実施してきた。今後は、上記の不活化ワクチン接種者は、アデノウイルスベクターワクチン(康希諾生物)あるいは組み換えタンパクワクチン(安徽智飛竜科馬生物製薬)によるブースター接種も可能となった。

国務院共同防疫メカニズムによると、2月18日時点での中国の累計ワクチン接種回数は30億7,575万回、2回接種完了者は12億3,254万人。また、2月7日時点でのブースター接種完了者数は4億5,984万人となっている。

(注)中国政府が新型コロナウイルス対策のために設置した、行政機関横断型のプラットフォーム。

(陸姿音)

(中国)

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