米CDCと国務省、日本への渡航勧告を最高の「レベル4」に引き上げ

(米国、日本)

ニューヨーク発

2022年02月09日

米国疾病予防管理センター(CDC)は2月7日、日本への渡航に関する注意レベルを、「レベル3:高い(High)」から、4段階中最高の「レベル4:非常に高い(Very High)」に引き上げた外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます。日本への注意レベルは、1月24日に「レベル1:低い(Low)」から「レベル3:高い(High)」に引き上げられたばかりだった(2022年1月25日記事参照)。同日の更新でレベル4に引き上げられた国は、日本を含め7カ国ある。また、レベル3に更新されたのは3カ国・地域だ(注)。

CDCは、日本への渡航は全面的に避けるよう喚起している。渡航を避けられない場合は、渡航前に新型コロナウイルスのワクチン接種を完了させ、対象者であれば追加接種も完了させるべきだが、追加接種を済ませている場合でも、感染のリスクがあるとしている。また、2歳以上は屋内でマスクを着用し、当地の規則や勧告を順守するよう求めている。

CDCによる日本への注意レベルの引き上げに伴い、米国務省も同日、日本への渡航勧告レベルを「レベル3:渡航を再考せよ(Reconsider Travel)」から4段階で最高の「レベル4:渡航を中止せよ(Do not travel)」に引き上げた外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます。また同省は、高齢者と基礎疾患を有する人は感染した場合に重症化しやすく、渡航を避けられない人は当地の安全情報を入手し、緊急時の所在確認を容易にするために同省のスマート・トラベラー・エンロールメント・プログラム(STEP外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)へ登録するよう勧告している。また、緊急時の対策を計画するために、トラベラーズ・チェックリスト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを参照しつつ、国務省と在日米国大使館のツイッターとフェイスブックをフォローすることを推奨している。

(注)レベル4に引き上げられた国は、アルメニア、キューバ、イスラエル、日本、リビア、オマーン、コンゴ民主共和国。レベル3に更新された国は、バングラデシュ、モントセラト、南アフリカ共和国。

(吉田奈津絵)

(米国、日本)

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