1月の失業率は横ばいの4.2%、労働時間が大幅減

(オーストラリア)

シドニー発

2022年02月18日

オーストラリア統計局(ABS)は2月17日、2022年1月の雇用統計を発表し、失業率(季節調整値)は前月から横ばいの4.2%だったことを明らかにした。失業者数は5,600人増加したが、就業者数は1万2,900人増加した。一方、月間総労働時間は前月比8.8%減の16億5,900万時間と大きく減少した。

就業者数は、フルタイム労働者が1万7,000人減少したものの、パートタイム労働者が3万人増加し、前月比0.1%増の1,325万5,000人だった。労働参加率は0.1ポイント上昇の66.2%とやや改善したが、不完全雇用率は0.1ポイント上昇の6.7%、労働力の未活用率は0.1ポイント上昇の10.9%と、どちらもわずかに悪化した。

失業率を州別にみると、南オーストラリア州が0.9ポイント悪化して4.8%となったほか、西オーストラリア州(0.3ポイント悪化の3.7%)やニューサウスウェールズ州(0.2ポイント悪化の4.2%)でも悪化がみられた。一方、首都特別地域(1.3ポイント改善の3.2%)で大きく改善したほか、北部準州(0.4ポイント改善の3.8%)、クイーンズランド州(0.3ポイント改善の4.4%)、ビクトリア州(0.2ポイント改善の4.1%)、タスマニア州(0.2ポイント改善の3.8%)で改善した。

ABSは「今回の雇用統計の調査対象期間(1月2~15日)には、夏季休暇を取得した人が多かったことに加え、新型コロナウイルスのオミクロン型変異株の感染拡大によって病気休暇を取得した人も多かったことから、労働時間が大きく減少した」と分析した。特に、「真夏である1月に病気休暇を1週間取得する労働者は例年9~10万人程度だが、今回の雇用統計では就業者数の3.4%相当となる45万人に達した」と説明した。なお、労働時間の減少は、オミクロン型変異株の感染者が急増したニューサウスウェールズ州(前月比13.5%減)とビクトリア州(13.2%減)で顕著だった。

(住裕美)

(オーストラリア)

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