オーストラリアとニュージーランド、対ロシア制裁措置を発動

(オーストラリア、ニュージーランド、ロシア、ウクライナ)

シドニー発

2022年02月25日

オーストラリアのスコット・モリソン首相は2月23日、ロシアがウクライナ東部の親ロシア派地域の独立を承認したことを受け、ロシアに対して制裁措置を発動すると発表した。ロシアの安全保障会議を構成する8人の個人と、ロシアの銀行5行(ロシア銀行、プロムスビャジバンク、ISバンク、ゲンバンク、黒海開発・復興銀行)を対象に、経済・金融制裁を科すとともに、個人に対してはオーストラリアへの渡航を禁止する。オーストラリアの個人や企業もこれら対象との取引が原則禁止されるほか、開発・対外経済活動銀行(VEB.RF)への投資も制限するとした。

また、2014年に導入したクリミア地域に対する制裁措置について、ロシアが独立を承認したウクライナのドネツク、ルガンスクの両地域に拡大するとした。これによって、同地域への輸送や通信、エネルギー、鉱物資源開発に関する輸出や商業活動、同地域からの輸入は原則禁止となる。この措置は3月28日から有効となる。

さらに、モリソン首相は2月24日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻開始を強く非難し、制裁措置の対象を拡大すると発表した。25人の個人と4団体を経済措置の対象に追加するとともに、ロシアの政府系機関EXIARやロシア直接投資基金(RDIF)などに対する投資を制限するとした。

ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相も2月24日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻開始を受けて、ロシアに対して制裁措置を発動すると発表した。ロシアの政府関係者や関連する個人に対して、ニュージーランドへの渡航を禁止するとともに、ロシア軍や治安部隊との商取引を禁止するとした。

(住裕美)

(オーストラリア、ニュージーランド、ロシア、ウクライナ)

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