エチオピア公共調達向け輸出、アグラバット建設販売に聞く

(エチオピア)

アディスアベバ発

2022年02月03日

エチオピアに数多くある公共調達案件のうち、水道分野で現地代理店として有力とみられる企業に、アグラバット建設販売(Agrabat Construction & Trading)がある。自社ビルを持ち、水量計をはじめ、水道やガス用の各種パイプや継ぎ手などを取り扱っている。特に水量計の分野では、兄弟会社と合わせて市場占有率60%以上を誇る(自社推計)。また、首都アディスアベバ市の上下水道局をはじめ、地方都市の上下水道局の落札経験も豊富だ。こうした案件には、世界銀行などの国際機関が資金の出し手となっている案件もある。

ジェトロが1月21日に同社のフィツムビルハン・アマヌエル氏と面談したところ、水量計は主にトルコ企業(BAYLAN)のものを取り扱い、各種パイプや継ぎ手は中国やインドから調達しており、現在のところ日本からの仕入れはないという。しかし、同氏によると、超音波水道メーターについては、日本からの調達を検討しているという。落札が内定しているという案件では、超音波水道メーター1万3,000個余りを納入することになるが、自社の利幅を削ることで、信頼性に勝る日本ブランドを納品できないか考えていると発言した。

エチオピアの公共調達には、国際競争入札と国内入札によるものがあり、国際競争入札ならば、外国の商品供給者はドル建ての支払いを受けられる。実際に入札書類を準備するアグラバット建設販売のような地場代理店は、落札後、契約や納品などを支援して外国の商品供給者から手数料を得るのが一般的だ。地場代理店はそうした国際競争入札の手数料で得た外貨を元手に、現地通貨払いとなる国内入札に対応して商品を輸入したり、在庫を抱えて国内市場に販売したりする。商売上のこうした性質から、地場代理店はいつかの入札に備えて幅広い商品に対応できるようにしている。

(関隆夫)

(エチオピア)

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