2021年新車販売台数が大幅増加

(コートジボワール)

アビジャン発

2022年02月28日

コートジボワール国内の自動車販売代理店で構成する自動車機器設備業界団体(GIPAME、16社加盟)によると、2021年の新車販売台数は、前年より6,772台多い2万288台(50.1%増)だった(添付資料表参照)。新型コロナウイルス禍で導入された制限措置が徐々に撤廃され、経済活動が正常化する中、インフラ整備や大型公共事業の積み増しにより、貨物や旅客、事業用途の商用車を中心に、政府調達や企業の車両買い替え需要を押し上げたことで、売れ行きが好調に推移したとみられる。

業界関係者によると、コートジボワールでは2018年6月以降、中古車の輸入規制が強化され、多くのメーカーが中間所得層をターゲットとした低価格モデルを投入した。加えて、自動車代理店が銀行や金融機関とタイアップし、割賦販売やローンを組み込んだことも新車購入を後押ししたとみている。中古車のユーザー層が新車を購入し始めており、特に、中古車主流だったタクシー業界がスズキや中国メーカーなどの低価格車に移行し、新車販売増に貢献しているという。

日本車の優勢は変わらず、中国車がシェア拡大

メーカーの国別では、日本車がトップで全体の55.9%を占めた。続いて、中国車(シェア15.0%)、フランス車(10.3%)、韓国車(9.6%)、米国車(2.4%)、インド車(1.3%)などとなっている。特に、約30社が新車市場に参入する中国車がシェアを伸ばし、2020年にフランス車を抜き、日本車に次ぐ市場シェアを確保している。

メーカー別では、スズキが4,807台(2.1倍)と躍進し、シェアを23.7%に伸ばし、他メーカーを大きく引き離して首位を保っている。次いで、トヨタが2,657台(43.3%増)で、シェアは13.1%となった。以下、ルノー1,346台(38.3%増)、日産1,298台(16.6%増)、三菱1,172台(5.0%減)、長城1,081台(64.0%増)、現代905台(34.3%増)、起亜838台(3.0倍)、中国重汽779台(52.1%増)、マツダ644台(3.2%増)となり、主要なメーカーは全般に売れ行きが好調だった。

車種別では、四輪駆動車(シェア34%)、乗用車(28%)、ピックアップ・トラック(24%)、トラック(3.5~6トン未満、5%)、中・大型トラック(6トン以上、5%)、バス(2%)、バン・ライトバン(2%)だった。特に、乗用車はA・Bセグメントを中心にタクシー需要で、前年比2.2倍となった。このうち乗用車、四輪駆動車、ピックアップ・トラック、トラック(3.5~6トン)では日本車、バスでは韓国車、中・大型トラックでは中国車、バン・ライトバンではフランス車がそれぞれ優勢だった。

(渡辺久美子)

(コートジボワール)

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