ネプコンジャパンが展示会開催、日本国内外から多数の企業が出展

(日本、ドイツ)

イノベーション促進課

2022年02月16日

エレクトロニクス機器に関する展示会「第36回ネプコンジャパン エレクトロニクス開発・実装展」が1月19~21日に、東京ビッグサイトにおいて開催された。同展示会は電子部品・材料や製造・実装・検査装置の見本市で、日本国内外から集まった企業の製品展示やデモのほか、大手企業や中央省庁の幹部によるセミナーが行われた。日本企業を中心に1,050社が出展し、3日間で3万2,795人が来場した。

ネプコンジャパンでは、これまでに中国、韓国、台湾、イスラエル、インド、ハンガリーなど、海外の国・地域の企業を集めたパビリオンを設置してきた。2022年は、「新型コロナ禍」で出展を断念した国も多く、外国パビリオンは韓国とドイツの2カ国にとどまった。ドイツは初のパビリオン出展となったが、その背景として、ドイツ連邦経済・エネルギー省(BMWi)が進める「The Lightweighting Initiative」がある。同イニシアチブは、ドイツの産業競争力にとって非常に重要とされる、軽量化技術に関するドイツ企業の活動支援を目的とするもの。今回、自動車に関するドイツ企業の軽量化技術を日本にアピールするため、同イニシアチブによって、ドイツパビリオンが設置された。

「新型コロナ禍」により、海外との往来が困難になっている状況を踏まえ、ネプコンジャパンでは、オンライン化を積極的に導入している。前年から、来日が困難な海外企業が自国に居ながら展示会を視察できるよう、ライブ配信を実施。また、今回初めて1対1のオンライン商談の場が提供された。

ネプコンジャパンの主催者RX Japanの宗友耕作第3事業本部次長は「既にオンライン商談により、成約の見込みが立ったという声も聞いている。オンライン化という新たな取り組みを通じて、一人でも多くの方が接点を持てるような展示会にしたい」と意気込みを語る。

今回の同展示会は、名古屋展(10月)、オンライン展(11~12月)も開催の予定。

写真 ネプコンジャパン会場(ジェトロ撮影)

ネプコンジャパン会場(ジェトロ撮影)

写真 ドイツパビリオン(ジェトロ撮影)

ドイツパビリオン(ジェトロ撮影)

写真 韓国パビリオン(ジェトロ撮影)

韓国パビリオン(ジェトロ撮影)

写真 展示会のライブ配信の様子(ジェトロ撮影)

展示会のライブ配信の様子(ジェトロ撮影)

(山崎雄介、植田百香、森友梨)

(日本、ドイツ)

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