新型コロナ経口治療薬「モルヌピラビル」の使用・販売を認可

(ペルー)

リマ発

2022年02月21日

ペルー保健省内で医薬品登録を所管する医薬品医療資材局(DIGEMID)は2月17日、新型コロナウイルスによる重症化や死亡を回避する飲み薬として注目を集めている米国製薬大手メルク・シャープ・アンド・ドーム(MSD)が開発した「モルヌピラビル(MOLNUPIRAVIR)」の条件付き薬事登録(注)を行うと発表した。これにより、国内で同薬の処方箋医薬品としての販売が認められることになる。

ペルーMSDのメディカルマネジャーを務めるアルベルト・ラ・ロサ氏によると、モルヌピラビルは新型コロナウイルスの増殖を抑制する抗ウイルス薬で、他の薬との相互作用の危険性も低いため、別の疾患で投薬を受けている患者への投与も可能としている。同薬の処方は発症5日以内の重症化リスクのある成人を対象としており、各200ミリグラムのカプセルを1回4カプセル、1日に2回、5日間服用することで患者の重症化を防止するという。

一方、エルナン・コンドリ保健相は議会の新型コロナウイルス特別委員会で、政府としてモルヌピラビルの購入予定はないと述べ、今後もワクチン接種を主体とした対策を進める方針を強調した。

(注)条件付き薬事登録(Registro Sanitario Condicional)とは、政府ないし世界保健機関(WHO)によって発令された緊急事態宣言下で、公衆衛生や生命を脅かす病原菌の予防薬として、既に臨床治験フェーズIIIで予備所見も有する薬品に対して与えられるもの。

(設楽隆裕)

(ペルー)

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