新型コロナ・オミクロン株急拡大も、厳格な行動制限は行なわず

(コロンビア)

ボゴタ発

2022年01月18日

コロンビアで新型コロナウイルスの感染が再度、急拡大している。2021年12月20日に最初のオミクロン株への感染者が確認されて以降、新型コロナウイルスの感染者が爆発的に増え、直近では1日当たり3万人を超える日が続く。これは2021年の第3波を上回る水準だが、重症化する人の数は低水準に抑えられている。政府は感染力の強いオミクロン株への対応ついて、厳格な行動制限は行わず、経済活動は維持しながら医療圧迫を防ぐため、ワクチン接種促進と自主隔離で対処する方針を打ち出している。

イバン・ドゥケ大統領は1月11日、ワクチンのブースター接種について、2回目接種から4カ月経過した人への接種を開始すると発表した。これまで6カ月としていたものを2カ月短縮した。1月12日には労働省が通達3号を公布し、レストラン、映画館、遊園地、博物館などで接客業に携わる労働者に対して、ワクチン接種を義務化すると定めた。また、保健省は1月13日付通達4号で、新型コロナウイルス感染症の症状がある人の隔離および有給病欠に関し、次のとおり新たな指針を発表した。

―新型コロナウイルス感染症の症状〔鼻水、頭痛、倦怠(けんたい)感、発熱など〕があり、60歳以下の人は、医師がPCR検査なしに有給病欠を指示することができる。

―濃厚接触者で無症状の人は、ワクチン接種が完了していない場合、7日間の隔離を行う。ワクチン接種が完了している者は隔離の必要はない。また有給病欠の扱いについて、医師は患者に在宅勤務を行えるか確認し、できない場合はPCR検査を命じることを勧める。結果が陰性だった場合、隔離を終了し通常生活に戻る。

―雇用者は、対面業務に戻るためにPCR検査を命じることはできない。

コロンビアでは、多くの学校が1月24日に新学期を迎えるが、フェルナンド・ルイス保健相は100%対面授業を実施する方針を変えていない。1月15日時点で、規定回数のワクチン接種が完了した人は2,993万2,016人と全人口の59.8%、ブースター接種を終えた人は448万5,722人と対象人口の13.9%に達している。

(茗荷谷奏)

(コロンビア)

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