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「ドライブ・マイ・カー」が米ゴールデングローブ「非英語映画賞」受賞、邦画は62年ぶり

(米国)

ロサンゼルス発

2022年01月13日

ハリウッド外国人映画記者協会は1月9日、日本映画「ドライブ・マイ・カー」が第79回ゴールデングローブ賞の「非英語映画賞」を受賞したと発表した。同映画広報によると、日本映画が同賞を受賞するのは市川崑監督の映画作品「鍵」(1959年公開)以来約62年ぶりという。

2013年発表の村上春樹氏の短編小説を原作に、濱口竜介監督が映画化した同作品は、2021年7月に第74回カンヌ国際映画祭で「脚本賞」をはじめ4部門で受賞したほか、米国の大手映画メディア「ハリウッド・リポーター」でも批評家のベスト映画に選ばれるなど、世界各国で高評価が続いており、今後の日本文化の発信に弾みがつくことが期待される。また、2022年3月27日に開催が予定されている第94回米国アカデミー賞の「国際長編映画賞」部門の日本代表作品には、同作品がノミネート候補作品となるショートリスト15作品に選出されている。

ゴールデングローブ賞は、2020年「外国語映画賞(現・非英語映画賞)」の受賞作品「パラサイト 半地下の家族」、2021年「ドラマ作品賞」の受賞作品「ノマドランド」がそれぞれ各年のアカデミー賞「作品賞」を受賞したことから、米国アカデミー賞の選考の行方に大きな影響力を持つとされる。また、過去2年間の受賞作品がアカデミー賞で「作品賞」に選ばれるなど、同じく影響力のある全米批評家協会賞においても、1月8日に同作品が「作品賞」を受賞したことから、2月8日に最終ノミネート作品が発表となる見通しのアカデミー賞では「作品賞」部門を含め、同作品が選出されることが期待される、と米国メディア各社が報じている。

ジェトロは1月12日、映画商談会にバイヤーとして参加したことがあり、アカデミー賞の投票権を有する米国の映画配給会社の幹部に取材したところ、「『パラサイト』がアカデミー賞を受賞し、従来、韓国作品に注目していなかったバイヤーが韓国作品を探すようになり、その影響は現在も継続している。各種賞で本作品への評価や注目が高まることで、より多くのバイヤーが日本映画へ関心を示すことにつながるのではないか」と話した。

なお、今回のゴールデングローブ賞の式典は、テレビおよびオンラインにおける中継放送は行われず、同協会の慈善活動の紹介とともに受賞作品が発表されるかたちのプライベートイベントとして開催された。

(トーレス久美子)

(米国)

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