ビンズオン新都市で初の大型商業施設が着工、日系企業が開発

(ベトナム)

ホーチミン発

2022年01月11日

ベトナム南部ビンズオン省(注)で開発が進む「ビンズオン新都市」で、初の大型ショッピングセンターとなる「ソラガーデンズSC」の起工式が12月28日に行われた。同ショッピングセンターは、東急の子会社のベカメックス東急が開発している。12万平方メートルを超える大型複合商業施設の開発計画の第1期に位置付けられており、2023年春に開業の予定だ。

起工式には、同省人民委員会のボ・バン・ミン人民委員長、在ホーチミン日本総領事館の渡邊信裕総領事、ベカメックス東急のオー・ドン・クン(呉東建)社長、イオンベトナムの古澤康之社長らが出席した。ミン委員長は「ソラガーデンズSCは、新都市の玄関口となる戦略的な場所に位置し、簡単にアクセスできる近代的かつ大規模なショッピングセンターだ」「省人民委員会は、産業界に寄り添い、最も有利な条件を提供し、開発を支援することを約束する」と述べた。

また、ベカメックス東急のオー社長は「新都市で住宅プロジェクトと並行して大規模商業施設が開設されることは、都市開発と地域の発展に貢献する」と述べた。住宅プロジェクト関連では、起工式の同日、ソラガーデンズSCに隣接する住宅エリアで、ベカメックス東急と三菱地所レジデンスが共同で開発したマンション「ソラガーデンズ2」(24階建て、557室)の竣工(しゅんこう)式も行われた。

ソラガーデンズSCへは、イオンベトナムが出店を予定している。イオンベトナムは、ベトナムでは既にホーチミン市、ビンズオン省、ハノイ市、ハイフォン市でショッピングモール(イオンモール)の6店舗などを展開するが、ビンズオン新都市への出店は初めてとなる。また、他地域のイオンモールとは異なり、ベカメックス東急が運営するショッピングセンターに核テナントとして出店する形態となる(同社プレスリリース)。イオンベトナム古澤社長は「新しいフォーマットとして、コンパクトGMS(総合スーパー)を導入する」と紹介し、「地域経済の活性化、社会の発展に貢献したい」と抱負を述べた。

(注)ホーチミン市に隣接するビンズオン省は、2020年版家計生活水準調査外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、1人当たりの月間平均所得がホーチミン市〔654万ドン(約3万3,354円、1ドン=約0.0051円)〕やハノイ市(621万ドン)を上回り、国内で最も高く(703万ドン)、消費市場として注目が集まっている。

(比良井慎司)

(ベトナム)

ビジネス短信 980d1a107eb88f86