2021年の新車登録台数は前年比11.2%減

(ベルギー)

ブリュッセル発

2022年01月14日

ベルギー自動車工業会(FEBIAC)は1月7日、2021年の乗用車新車登録台数を38万3,123台と発表(同会プレスリリース外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)した。新型コロナウイルス感染拡大で既に市場に混乱が生じていた 2020 年の43万1,491台から11.2%減となり、1995年以降での最低水準、また2000年代に入って初めて40万台を割り込んだ。2021年は、新車の市場シェアで電気自動車(注)(23.5%)が初めてディーゼル車(23.7%)と同程度となった。また、新車からの二酸化炭素(CO2)平均排出量が過去最低水準となった。発表によれば、2020年は新型コロナウイルス感染症拡大で受注自体が大きな影響を受けたのに対し、2021年は、受注はあるものの、世界的な半導体不足により生産能力が限られ、顧客から注文された新車をいかに迅速に生産・納品するかが課題となっている。

乗用車新車登録台数は、2021年1、2月は、実労働日数が少なかったことや、経済情勢や公衆衛生に対する不透明感が生産の遅延につながり、前年同月比でそれぞれ約2割減となったものの、3、4月には大幅に回復した。その結果、1~5月の登録台数は、前年同期比で14.2%増まで回復したものの、市場の縮小や、スペアパーツの供給不安に起因する生産上の課題により、新型コロナウイルス感染拡大前の2019年の水準には届かなかった。6月以降、世界的な半導体不足による影響が出始め、新車生産が停滞し、納期の遅延が発生するという混乱が続き、各月の販売台数は前年同期比でマイナスが続いた(添付資料図参照)。

2021年通年の乗用車の新規登録台数をメーカー・ブランド別にみると、 BMWが前年比7.1%増の3万8,962台となり、他のブランドの販売台数が伸び悩む中、市場全体の10.2%を占め首位となった。前年に首位だったフォルクスワーゲン(VW)は、13.8%減の3万4,349台、シェア9.0%で2位になり、プジョーの2万8、479台(シェア7.4%、前年比15.1%減)が続いた(添付資料表参照)。

日系ブランドの乗用車新車登録台数は合計で3万6,833台となり、前年比8.9%減、市場シェアは9.6%だった。うち、トヨタは2.7%減の1万5,796台となったものの、市場シェアは前年の3.8%から4.1%に拡大した。日産は20.6%減で、登録台数が7,680台と前年に続き1万台を割り込んだ。その他の日系ブランドでは、マツダが5,857台(5.1%増)、スズキが3,729台(4.3%減)、ホンダが1,460台(25.6%減)となった。

(注)バッテリー式電気自動車(BEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、ハイブリッド式電気自動車(HEV)の合算値。

(大中登紀子)

(ベルギー)

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