ドバイで医療機器見本市「アラブヘルス」が開幕

(アラブ首長国連邦)

ドバイ発

2022年01月28日

アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで1月24日、医療機器見本市「アラブヘルス(Arab Health)」が開幕した(会期は27日まで)。日本光電、キヤノンメディカルシステムズ、島津製作所、オリンパスなどの日系医療機器大手が企業ブースを設置するとともに、ジェトロが設置したジャパンパビリオンにも6社(注)が参加し、中東・アフリカ地域の新規市場開拓や既存顧客との関係維持に取り組んでいる。

写真 ジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)

ジャパンパビリオン(ジェトロ撮影)

写真 日本光電のブース(ジェトロ撮影)

日本光電のブース(ジェトロ撮影)

アラブヘルスは、医療機器関連の見本市としては中東地域最大のイベントで、中東各国に加えてアフリカからも、最新の医療機器を求めて多くの医療関係者やバイヤーが訪れる。例年は1月に開催されているが、2021年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で6月に延期となった。また、「新型コロナ禍」の下で多くの企業が出展を控え、例年に比べても小規模での開催となった。それゆえ、2022年のリアル開催のアラブヘルスには期待が高く、開幕初日から非常に多くの来場者が訪れている。

ジャパンパビリオンに2015年から毎回参加している、第一医科(耳鼻咽喉科関連機器を製造)国際課課長の山村雅彦氏は「来場者が例年に増してアグレッシブに感じる。『新型コロナ禍』で動けなかったバイヤーが、リアルでのイベントを待ちわびていた。直接話をすることで、お互いの反応もわかりやすく、購買判断も速くなる。依然として難しい時期だが、来てよかった」と話した。

日本の医療系スタートアップも中東市場に挑む

ジャパンパビリオンとは別な動きとして、日本の医療系スタートアップも現地企業と組んで中東市場に挑んでいる。サウジアラビアの財閥企業で日本にも拠点を置くジャミール商事は、ビジネスポテンシャルのある技術・製品を日本で発掘しており、今回は4社のスタートアップと共にアラブヘルスを訪れている。

Holoeyes(VR技術で外科手術環境を仮想空間で把握)、メロディ・インターナショナル(産婦人科遠隔診療デバイス)、セルスペクト(検体検査キット)、AVNeo(心臓手術用新手術器具)の4社は、ブース出展は行っていないが、アラブヘルス内のカンファレンスに参加して自社製品をアピールしている。ジャミール商事と中東地域での代理店契約を結び、販路開拓を進めていく予定だ。AVNeo以外の3社は、2021年にドバイのテック見本市「GITEX」にも参加しており、中東展開に本腰を入れている。

写真 Holoeyesによるプレゼンテーション(ジェトロ撮影)

Holoeyesによるプレゼンテーション(ジェトロ撮影)

(注)AIメディカルサービス、加地、泉工医科工業、第一医科、日本生物製剤、本多電子の6社。

(山村千晴)

(アラブ首長国連邦)

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