2021年の貿易額は輸出入とも過去最高に

(台湾)

中国北アジア課

2022年01月13日

台湾財政部が1月7日に発表した貿易統計速報外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますによると、台湾の2021年通年の貿易額は、輸出が前年比29.4%増の4,464億4,785万ドル、輸入が33.2%増の3,811億6,672万ドルとなり、いずれも過去最高額を記録した。貿易黒字も10.7%増の652億8,113万ドルと、過去最高額となった。

国・地域別輸出は、上位国・地域向けがいずれも過去最高額を記録した。中国向けは22.9%増、香港向けは28.7%増、ASEAN向けは32.0%増、日本向けは24.8%増だった。また、米国や欧州向けも前年比30%以上増加した(添付資料表1参照)。輸入では、これらの上位国・地域で軒並み増加したほか、中東からの輸入が59.0%増の251億4,217万ドルと大幅に増加した。

商品別輸出では、電子部品の寄与が最も大きく前年比26.9%増となり、このうち集積回路(IC)は27.1%増だった(添付資料表2参照)。このほか、情報通信機器、卑金属および同製品、プラスチック・ゴムおよび同製品、化学工業品も輸出増加に寄与した。輸入では、鉱産品や電子部品の寄与が大きかった。

今後の見通しについて、財政部は、新型コロナウイルスの脅威はいまだ解消されておらず、原材料不足や輸送能力の逼迫などにより、サプライチェーンのオペレーションの完全な回復は容易ではないと指摘した。ただし、国際的なワクチンの普及や主要国におけるインフラ投資の継続により、世界の経済成長見通しは引き続き明るいことや、2021年の台湾における資本設備輸入が記録的な増加となるなど、企業の積極的な投資と生産能力の拡大がみられていることから、2022年第1四半期の輸出は引き続き増加するとの見方を示した。

(柏瀬あすか)

(台湾)

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