日本を再び新型コロナ感染低リスク国に指定、感染防止対策も変更

(フィリピン、日本)

マニラ発

2022年01月19日

フィリピン政府は1月13日、日本を新型コロナウイルスの感染リスクが低い「グリーン」国(注)に分類した。また、日本を含む「グリーン」国/地域からフィリピンへの渡航者に対して、新たな感染防止対策を発表した。

新たな感染防止対策の概要は以下のとおり。

  1. ワクチン接種完了者と未完了者ともに、出発国・地域の出発前48時間以内のPCR検査の陰性結果取得を義務付け。
  2. 完全にワクチン接種を完了している場合:フィリピン到着日を初日として7日間のセルフモニタリングを行う。これまで適用していた施設隔離は不要。
  3. 完全にワクチン接種を完了していない場合:到着日から5日目に行われるPCR検査の陰性結果を受けるまで施設隔離。その後、到着日を初日として14日目までセルフモニタリングの必要。

2月16日からフィリピン入国にワクチン接種証明提示が必須に

政府は1月13日、フィリピンに2月16日から入国する全ての外国人を対象に、ワクチン接種が完了していることの証明を入国の際の要件とすると発表した。これにより、上述の完全にワクチン接種を完了していない場合の入国手続きの運用は2月15日までとなる見込みだ。

(注)フィリピン政府は感染リスクが低い「グリーン」国/地域、感染リスクが高い「レッド」国/地域、感染リスクが中程度の「イエロー」国/地域に各国・地域を分類している。

(吉田暁彦)

(フィリピン、日本)

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