オミクロン型変異株対策でアフリカ10カ国からの入国を制限

(パラグアイ)

ブエノスアイレス発

2021年12月02日

パラグアイ厚生福祉省は11月28日、アフリカ南部で新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」が検出されたことを受け、アフリカ大陸10カ国からの入国を制限すると発表した。過去2週間の間に南アフリカ共和国、ボツワナ、レソト、エスワティ二(旧スワジランド)、ジンバブエ、ナミビア、マラウイ、モザンビーク、ザンビア、アンゴラに滞在歴のある、非居住者の外国人の入国は停止される。

同省によると今回の対策は、全国のワクチン接種率が低く、また、国内で主に流行しているデルタ型変異株への感染が増加傾向にあり、オミクロン型変異株の流入をできる限り遅らせるためのもの。国内全土のワクチン接種率(2回接種)は、11月29日時点で約36%にとどまっている。

移民局は11月29日、アフリカからの入国制限措置を含むパラグアイへの入国条件を以下のとおり発表した。

  • 入国24時間前に宣誓供述を提出する。
  • 出国前72時間以内にPCR検査を受けて陰性証明書を提出。または、出国前24時間以内に抗原検査を受けて陰性証明書を提出する。
  • 入国後、出国時のPCR検査または抗原検査から5日目にPCR検査を受ける。メルコスール加盟国(アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ)およびメルコスール準加盟国(チリ、エクアドル、コロンビア、ペルー、ガイアナ、スリナム)からの渡航者には、同検査の義務を免除。
  • 入国前14~90日の間に新型コロナウイルスに感染した渡航者は、検査結果または抗原検査の陽性証明書を提出した場合、入国時のPCR検査は不要。
  • 最長72時間の隣国または商用目的の陸路でのトランジットの場合、抗原検査を受け、ワクチン接種証明を提出する。
  • 入国前2週間以内にアフリカ10カ国に滞在したパラグアイ人およびパラグアイ居住の外国人は、自宅またはホテルでの10日間の強制隔離が求められる。
  • 特例として、アフリカ10カ国からの外国人投資家、専門技術者、外交官などで、滞在期間が5日間以内の場合、入国72時間前までに調整センター(CCI)に対し、メールなどで入国許可申請を行う。

パラグアイでは、2021年6月上旬に1日当たりの新規感染者数が3,500人に達したが、それ以降は大幅に減少している。全国の新規感染者数は11月に入り増加傾向にあるものの、1日平均100人以下で推移している。

(山木シルビア)

(パラグアイ)

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