入国に当たり事前のPCR検査陰性結果の取得義務付け

(フィリピン)

マニラ発

2021年12月08日

フィリピン政府は12月2日、日本を含む新型コロナウイルス感染リスクの低い「グリーン」国/地域と「イエロー」国/地域(注)からフィリピンへの渡航について、ワクチン接種完了者と接種を完了していない者ともに、出発国・地域の出発前72時間以内のPCR検査の陰性結果取得を義務付けると発表した。併せて、入国後の感染防止対策を変更することを明らかにした。

入国後の具体的な措置は以下のとおり。

(1)完全にワクチン接種を完了している場合:

フィリピン到着日から5日目に行われるPCR検査の陰性結果を受けるまで施設隔離。その後、到着日を初日として14日目まで自宅隔離を行う必要がある。

(2)完全にワクチン接種を完了していない場合:

到着日から7日目に行われるPCR検査の陰性結果を受けるまで施設隔離。その後、到着日を初日として14日目まで自宅隔離を行う必要がある。

12月3日時点のオミクロン株の感染確認事例はなし

政府は12月3日時点でフィリピンでのオミクロン株の感染確認事例はないと発表した。

(注)フィリピン政府は感染リスクに応じて、リスクが低い「グリーン」国/地域と、高い「レッド」国/地域、中程度の「イエロー」国/地域に各国・地域を分類している。

(吉田暁彦)

(フィリピン)

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