第1回韓米半導体パートナーシップ対話を開催、サプライチェーン強化策を議論

(韓国、米国)

ソウル発

2021年12月13日

韓国産業通商資源部は12月9日、米国商務省との間で「第1回韓米半導体パートナーシップ対話」を開催したと発表した(注)。同対話は2021年5月の韓米首脳会談の合意に基づく具体的な協力などを話し合う場として11月に設置された。

同対話では、(1)サプライチェーンワーキンググループ、(2)産業協力ワーキンググループを設置した。前者では、両国の半導体サプライチェーンの現状と将来のサプライチェーン強化の方向性について説明が行われた。後者では、半導体の技術開発・人材・投資における協力などについて議論が行われた。特に韓国側からは、電気自動車(EV)、再生可能エネルギーなど新産業分野で需要増加が見込まれるパワー半導体、脱炭素工程・技術開発などを技術開発協力プロジェクトとする提案を行った。

今後、2022年第1四半期(1~3月)までに次回のワーキンググループ会合を開催する。同年秋に開催する第2回韓米半導体パートナーシップ対話では、ワーキンググループでの議論の結果や協力案件の推進状況について報告が行われる予定。

(注)両省に加え、韓国側は半導体産業協会、産業技術評価管理院、産業技術振興院、KOTRAなど、米国側は米国半導体工業会(SIA)、国立標準技術研究所(NIST)など、さらに、国際団体からは国際半導体製造装置材料協会(SEMI)がそれぞれ参加した。

(当間正明)

(韓国、米国)

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