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産業の課題は高付加価値化、アフガニスタンとの経済交流に向けた準備も進む

(ウズベキスタン、日本)

欧州ロシアCIS課

2021年12月01日

ウズベキスタンの南部にあり、タジキスタン、トルクメニスタンに隣接するカシカダリヤ州PDFファイル(344KB)スルハンダリヤ州PDFファイル(335KB)。スルハンダリヤ州はアフガニスタンとも国境を接している。ジェトロとウズベキスタン投資貿易省は11月25日、「ウズベキスタン・カシカダリヤ州・スルハンダリヤ州経済・投資ウェビナー」を開催した。

ジェトロ・タシケント事務所の髙橋淳所長はカシカダリヤ州について、a.名目域内総生産(GRP)の4割が農業、3割がサービス、b.綿花、小麦の生産は国内第1位、c.産業は農業や畜産業、天然ガス採掘・加工を中心とする鉱業、世界遺産を背景とした観光産業、d.畜産業は肉牛飼育を拡大し高付加価値化へ積極投資、e.外国投資分野は天然ガス関連、繊維が中心、f.納税額第1位のシュルタン・ガス・ヒミヨ・コンプレクスでは天然ガスから液体燃料を製造する先進的なプラントを建設中で、日系企業も参画していると述べた。

スルハンダリヤ州について髙橋所長は、a.GRPの5割が農業、3割がサービス、b.産業は農業、食品、繊維、石油精製、セメント製造と観光、c.大型外国投資案件は太陽光発電所、ガス火力発電所、天然ガス化学工場など、d.アフガニスタンとの経済交流に向け国境地帯の自由経済区(FEZ)に国際商業センターを建設中、e.テルメズ税関によると現在は物流に問題なし、f.テルメズ国立大学では日本語の無料講座を開始したと説明した。

カシカダリヤ州のバフロム・ユスポフ副知事は州の主要な産業について、a.投資プロジェクトは繊維関連で35件、建材は107件、食品では75件、b.共通課題は製品の高付加価値化で、例えば、繊維産業では綿糸でなく服にして、食肉も加工して輸出したい、c.農業では水不足の問題があり、この分野で日本との技術共有を望むと述べた。

スルハンダリヤ州政府のムロド・パンジエフ投資貿易副部長は、a.現在州内に登録している企業は約2万9,000社で、そのうち413社が外資系企業、b.アフガニスタン企業との協力を念頭にテルメズFEZの中にショッピングセンターも備えた国際商業センターを建設中、c.同センターはアフガニスタン国境から500メートルで、アフガニスタン人はビザなしで来場可能だと語った。

カシカダリヤ州で水問題以外に日本の技術が求められる分野は何かという質問に対して、ユスポフ副知事は肥料や食品加工技術などを挙げた。スルハンダリヤ州の治安と外国投資の状況についての質問には、パンジエフ副部長が、a.治安は問題ない、b.アフガニスタン、タジキスタン、中国、トルコなど26カ国からの投資があり、2021年には105の外資系企業が設立されていると回答した。

写真 (左から)カシカダリヤ州のバフロム・ユスポフ副知事、スルハンダリヤ州のムロド・パンジエフ投資貿易副部長、ジェトロ・タシケント事務所の髙橋淳所長(ジェトロ撮影)

(左から)カシカダリヤ州のバフロム・ユスポフ副知事、スルハンダリヤ州のムロド・パンジエフ投資貿易副部長、ジェトロ・タシケント事務所の髙橋淳所長(ジェトロ撮影)

(今津恵保)

(ウズベキスタン、日本)

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