ピレウス港湾公社の株式、中国コスコ・グループが16%追加取得し67%保有

(ギリシャ、中国)

ミラノ発

2021年11月08日

ギリシャ海運・島しょ政策省は10月25日、ピレウス港を運営するピレウス港湾公社と中国の国有企業の中国遠洋海運集団(コスコ・グループ)がピレウス港湾公社の株式16%の追加譲渡に関する文書の交換を行ったことを発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

ピレウス港湾公社を保有するギリシャ資産開発基金(HRADF)の2016年8月10日発表PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)によると、コスコ・グループがピレウス港湾公社の株式の67%を2段階に分けて合計3億6,850万ユーロで取得することとなっていた。2016年8月10日に第1段階として同グループは同公社の株式51%を2億8,050万ユーロで取得完了。第2段階となる今回の追加譲渡契約に至るには、2016年8月10日から5年以内にグループ側が3億ユーロの投資を行うなど、一定の条件が課されていた。

株式譲渡自体はギリシャ海運・島しょ政策省の発表前に既に完了している。HRADFは2021年10月7日、ピレウス港湾公社の株式16%に当たる8,800万ユーロの追加株式取得金額に加え、1,187万ユーロの未収利息と2,900万ユーロの保証金が同月6日にコスコ・グループから支払われたことを公表PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)していた。

今回の取引について、同省のイオアニス・プラキオタキス大臣は「ピレウス港へのコスコ・グループによる投資は、都市(ピレウス市)、地域社会、国家経済、そしてより広い地域におけるわが国の地政学的地位にとって重要な意味を持つ」と表明した。また、ギリシャはピレウス港の投資計画の実施が加速し、今後数年間で拡張されることを期待していると述べた。

(井上友里)

(ギリシャ、中国)

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