有力フィンテック企業を集め、ジェトロがピッチイベント開催

(ドイツ、日本)

ベルリン発

2021年11月17日

ジェトロは11月10日、在ドイツ日本大使館との共催(金融庁後援)で、オンラインセミナー「German Fintech Pitch & Meetup with Japanese Financial Institutions」を開催した。対日ビジネス拡大を目指すドイツの有力フィンテック企業のピッチに対して、日本から商社やベンチャーキャピタル、銀行などが参加した。フィンテック分野でイノベーションが創出されるドイツに対する関心の高さがうかがえた。

ピッチセッションでは、ドイツの有力フィンテック企業のボッツ・フォー・ユー(Bots4You外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)、シンプルシュランス(Simplesurance外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)、 シュアコンプ(Surecomp外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)が登壇し、日本の金融機関などとの連携を呼び掛けた。

ボッツ・フォー・ユーは、チャットボットなどの会話型AI(人工知能)プラットフォームを自社開発して提供する、ラインラント・プファルツ州ムダースバッハの企業。さまざまな言語に対応したテキスト・音声認識の技術を持ち、日本の金融分野での応用を目指している。

シンプルシュランスは、保険に簡単にアクセスできるプラットフォームを提供する、ベルリン発のスタートアップ。東京海上ホールディングスの出資を受け、既に日本法人を持つ同社の技術は、東京海上ホールディングスと全日本空輸(ANA)が共同開発した、キャンセルの際の手数料を補償する保険「そらもよう」で利用されている。

シュアコンプは、ハンブルクに拠点を持ち、銀行や企業向けの国際的貿易金融ソリューションを提供。デジタル貿易金融、サプライチェーンファイナンス、トレジャリーソリューションに関係する取引を合理化することで、業務効率の向上、コンプライアンスの徹底を図る。同社は日本の貿易金融のデジタル化対応を商機と捉えている。

ピッチ終了後には各社と日本企業との個別面談を実施。サービスの詳細や導入に関する具体的な質疑応答がなされた。

なお、セミナーでは、和爾俊樹(わに・としき)ジェトロ・ベルリン事務所長が登壇し、「ドイツ政府は各地域の産業の特色に応じて形成されるエコシステムを国際的にモノのインターネット(IoT)でつなぐデジタルハブを展開しており、フィンテック分野ではベルリンが指定され、今後注目される」と当地の状況について説明した。

(小菅宏幸)

(ドイツ、日本)

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