新型コロナ感染者増で12月9日までロックダウン実施

(スロバキア)

ウィーン発

2021年11月29日

スロバキアでは、11月23日時点の1日当たりの新型コロナウイルス新規感染者数が初めて1万人を超えた。政府はこれを受けて11月24日、ロックダウン(都市封鎖)を実施すると発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。政府は90日間の緊急事態宣言を発令。それに基づいて、11月26日午前0時から12月9日までワクチン接種の有無に関係なく、午前5時から翌日午前1時までの外出禁止令を発出した。ただし、以下の場合を除く。

  • 通院(近親者の同行も可)
  • ワクチン接種またはPCR・抗原検査を受けるための移動(午前5時から午後8時まで)
  • 生活上必要な買い物(注1)
  • 通勤(雇用主による勤務時間と勤務場所の証明書が必要)。ただし、在宅勤務ができない場合に限る。
  • 託児所・幼稚園への登園・通学(午前5時から午後8時まで)
  • 近親者の介護
  • ペットの散歩(住まいから500メートルの範囲)、家畜の世話
  • 散歩(住まいから1キロの範囲)
  • 葬式、結婚式、洗礼式への参加(午前5時から午後8時まで)
  • 外国への出国、外国からの帰国
  • 教会への移動(午前5時から午後8時まで)
  • 許可されたイベントへの参加(注2)

また、屋内の公共空間と公共交通機関で、医療用(FFP2)マスク(または同等水準のマスク)の着用を義務付けた。

ロックダウン経過10日目に政府はロックダウンの効果を評価し、措置を廃止するか継続するかを決定する予定。

(注1)食料品店、ドラッグストア、薬局、郵便局、銀行、自動車修理店、通信サービス取扱店など29のカテゴリ。

(注2)ワクチン接種完了者、回復者が対象。許可されたイベントは、教会のミサ、結婚式、堅信式、葬式、政府機関・地方自治体の会合、アイスホッケーとサッカーの1・2部リーグの試合、バレーボールとバスケットボールの1部リーグの試合。

(エッカート・デアシュミット)

(スロバキア)

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