イスラエル、日本を含む外国人の入国制限を緩和

(イスラエル)

テルアビブ発

2021年11月04日

イスラエル政府は、11月1日から観光目的を含めた外国人の入国制限を緩和した(保健省ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。制限緩和の対象となる渡航者についての主な条件は、以下のとおり。

  1. イスラエル入国前14日間、レッド国に指定された国(注1)に滞在していないこと。
  2. 世界保健機関(WHO)が認定した新型コロナワクチン(注2)を接種していること。あるいは新型コロナウイルスの感染から回復していること。

政府が発表した新たなルールによれば、対象となる渡航者は、イスラエルへの出発前72時間以内にPCR検査を受検することが義務付けられている。全ての渡航者は、渡航前にオンラインでの入国申告外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますの提出が求められる。

加えて、既にイスラエルとの間で電子接種証明の相互認証が行われている国の渡航者(注3)は、電子接種証明に付属するQRコードをスキャンしてアップロードすることで、グリーンパス(ワクチン接種証明)を入手することができる。電子接種証明を発行しているもののイスラエルとの相互認証がされていない国、あるいは非電子接種証明を発行している国からの渡航者(日本でワクチン接種を受け、接種証明を得ている渡航者はこちらに該当)は、政府が指定するウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますから証明書をアップロードすることで、同様の手続きが可能となる。

渡航者は、ベングリオン空港到着後に再度PCR検査を受検する必要があるが、同検査によって陰性結果が判明するまでの時間か、あるいは24時間のいずれか早いほうが経過した後は、自主隔離の義務は生じない。

(注1)11月2日現在、レッド国に指定されている国はない。

(注2)「ワクチン接種」の定義は以下のとおり。

2回の接種を行い、2回目の接種日からイスラエル入国日まで14日以上経過していること。ただし、イスラエル出国日から180日以内であること(ジョンソン・エンド・ジョンソン製ワクチンの場合のみ、「2回目の接種」を「1回目の接種」と読み替える)。または3回目の接種を行い、イスラエル入国日までに14日以上経過していること。なお、イスラエル政府が認めているワクチンは、ファイザー、モデルナ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、アストラゼネカ、シノバック、シノファーム、セラム・インスティテュート・オブ・インディア、スプートニクV(スプートニクVに関しては、追加の条件設定があるため、保健省ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを参照のこと)。

(注3)電子接種証明で手続きが可能な国の一覧は、EUデジタルCOVID証明書外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますのサイトを参照。

(吉田暢)

(イスラエル)

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