ミスインターナショナル香港も参加し、大阪物産品をPR
(香港、大阪)
香港発
2021年11月05日
ジェトロおよび大阪府は9月29日から10月12日まで、香港において大阪の物産品を販売するPRイベント「大阪フェア」を開催した。香港島中心部にある大手スーパーマーケット「香港そごう」の実店舗と、「香港そごう」のオンラインストアの双方で販売を行った。オンライン販売は、「新型コロナ禍」で拡大したインターネット通販市場の拡大を見据えたものだ。大阪府内の15社が62点の食品などをフェアに出品した。
新型コロナウイルスの市中感染が抑制されている香港では、スーパーなどの小売店にも活気が戻っており、フェアにも多くの消費者が訪れた。
2019年には、香港からの訪日外客数は229万人と、香港人にとって日本は人気の高い旅行先だった。「新型コロナ禍」により、日本への旅行がかなわない中、香港人の間では日本を疑似体験できる商品やサービスのニーズが高まっており、フェアでは、特に日本で知名度の高い商品の売れ行きが好調だった。
フェアでは、2021年ミスインターナショナル香港のローズマリー・リン(Rosemary Ling)氏がPR活動を行った。豚まん、ギョーザ、レトルトカレー、バターケーキなどを試食し、自身のSNSから、「豚まんの皮のふわふわした食感と豚肉の旨味(うまみ)」「レトルトカレーは老舗だからこその奥深い辛さ」「バターケーキは低温加熱によりバターの風味がしっかりしている」などと発信した。
新型コロナウイルスによる市中感染が収まり、活気を取り戻しつつある香港では、複数の自治体がこうしたイベントを開催し、日本産品の輸出拡大などに向けた取り組みを再開、強化している。
(山崎裕介)
(香港、大阪)
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