米ロサンゼルス市、11月4日から屋内施設利用に新型コロナワクチン接種完了証明の提示義務化

(米国)

ロサンゼルス発

2021年10月08日

米国カリフォルニア州のロサンゼルス市議会は10月6日、市内のレストランやショッピングモール、コンサート会場を含む一部の事業者の屋内施設の利用に当たり、新型コロナウイルスのワクチン接種完了(注)証明の提示義務付けを承認し、市長が署名した。

該当する事業者は、レストラン、コーヒーショップ、カフェテリア、ジム、ショッピングセンター、コンサート会場、映画館、コンベンションセンター、スパ、ヘアーサロンといったパーソナルケア施設と広範囲に及んでおり、該当する屋内施設の利用者はワクチン接種完了もしくは72時間以内に実施した検査の陰性証明と本人確認を示すIDの提示が求められる。また、市の屋内施設の利用や屋外の5,000人以上が集まるイベントでも同様の対応が求められる。

該当する事業者は、10月21日から利用者へワクチン証明の提示が必要なことを周知する注意書きを表示し、11月4日からはワクチン証明の提示を求める。11月29日以降、これらに従わない事業者は段階的な罰金の対象となり、最大5,000ドルが科される。ロサンゼルス郡では既にバーやワイナリーを対象としたワクチン接種証明の提示が義務付けられている(2021年9月17日記事参照)。

(注)米国食品医薬品局(FDA)が認可した、あるいは、世界保健機関(WHO)が推奨するワクチンの接種が完了(通常1回または2回)して2週間経過した場合に、ワクチン接種完了とされている。

(サチエ・ヴァメーレン)

(米国)

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