食品関連展示会「タリン・フードフェア」、リアル形式で開催

(エストニア)

ワルシャワ発

2021年10月11日

エストニアの食品サービス関連の展示会「タリン・フードフェア2021」が9月29日~10月1日に首都タリンで開催された。食品関連の展示会としては同国最大規模で、1993年以降毎年開催されていたが、2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった。今回のイベントではエストニアを含む8カ国から135社が出展し、4,000人を超える来場者が訪れた。

写真 タリン・フードフェア2021の会場内(ジェトロ撮影)

タリン・フードフェア2021の会場内(ジェトロ撮影)

会場では、レストランやホテル向けの食品や飲料を取り扱う企業のブースを中心に、厨房(ちゅうぼう)機器や備品などを扱う企業のブースも多かった。新型コロナウイルスも検知可能な衛生管理機器を紹介する企業の出展もあった。

出展企業のうち、国外からはラトビア、リトアニア、フィンランド、デンマーク、イタリア、ギリシャ、インドネシアの計25社が参加。日本食品関連で出展している企業は見られなかったが、アジア食品関連ではインドネシアのブースが在フィンランド・インドネシア大使館の支援を受けて初めて出展した。

写真 インドネシアブース(ジェトロ撮影)

インドネシアブース(ジェトロ撮影)

今回のイベントでは入場に際し、新型コロナウイルス感染対策のため、参加者はワクチンパスポートやPCR検査による陰性結果の提示を義務付けていた。有効な証明書を持っていない参加者は、会場入り口に併設した抗原迅速検査を有料で受けることで入場可能となっていた。

次回のタリン・フードフェアは2022年10月に開催予定。

(吉戸翼)

(エストニア)

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