ジェトロ、武漢で化粧品のオンライン商談会開催

(中国、日本)

武漢発

2021年10月11日

ジェトロは9月28日から2日間、中国湖北省武漢市で日本製美容・化粧品の個別オンライン商談会を開催した。武漢金融ホールディングス(注)傘下の「武漢陽邏港サービス」がバイヤーとなって実施。ジェトロの中国市場販路開拓事業「中国ハイブリッド型キャラバン」で運営されている公開オンラインカタログを通じて、同社から引き合いのあった美容・化粧品を取り扱う日本企業9社との商談が行われた。新型コロナウイルス感染拡大の影響から中国への渡航に制限があるため、引き合いを受けた日本企業はオンライン上で自社製品のPRやバイヤーとの商談を行った。終了後も日本企業9社のうち8社がバイヤーとの商談を継続している。

写真 武漢陽邏港サービスの会議室で行われたオンライン商談の様子(ジェトロ撮影)

武漢陽邏港サービスの会議室で行われたオンライン商談の様子(ジェトロ撮影)

商談会について、武漢陽邏港サービスの韓承勲副総経理は「商談を行った日本企業はどれも製品のレベルが高く、特色もあり、有意義な商談ができた」と述べた。同社の劉翔専門員は「欧米人以上に、日本人は中国人と肌の質感が近いため、中国市場でも日本製の美容・化粧品は人気。こうした商談の機会も利用しながら、輸入化粧品の自社の販売プラットフォームを充実させ、ビジネス展開を進めていく」とし、日本製化粧品ビジネスの拡大に期待を示した。

(注)2005年に武漢市で設立された国営企業。業務範囲は金融から保険、貿易・物流、不動産、卸・小売りまで多岐にわたり、「中国500強サービス業企業」や「武漢100強企業」にも選出。同社は傘下の「武漢陽邏港サービス(2009年設立)」を通じ、オフライン・オンラインの双方で輸入美容・化粧品などの卸・小売りを行っている。

(片小田廣大)

(中国、日本)

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