韓国政府、ベトナムとタイに新型コロナワクチンを供与

(韓国、タイ、ベトナム)

ソウル発

2021年10月15日

韓国外交部は10月12日、ベトナムに対し110万回分およびタイに対し47万回分のアストラゼネカ製新型コロナワクチンの供与を決定したと発表した。

ワクチン供与を決定した理由として、(1)韓国国内で1回目のワクチンを接種した人が全人口の77.9%(18歳以上の人口比で90%以上)に達し、2回目の接種分およびブースター接種分の物量確保に支障がないと判断された点、(2)2021年9月の国連総会の際の韓国・ベトナム首脳会談において100万回分以上のワクチン支援を約束した点(注1)、(3)2021年8月の外交部長官のタイ首相への訪問の際、ワクチン協力について言及した点(注2)、を挙げた。

また、韓国政府は、海外へのワクチン供与について、国内のワクチン需給および接種状況を勘案しながら、他の国への追加支援も検討していくとした。

(注1)ベトナムに在留する韓国人は約15万6,000人、進出企業数は約9,000社。

(注2)タイに在留する韓国人は約1万8,000人、進出企業数は約400社。

(当間正明)

(韓国、タイ、ベトナム)

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