農業と軽工業・観光産業のブハラ州、鉱工業のナボイ州、経済・投資ウェビナー開催

(ウズベキスタン、日本)

欧州ロシアCIS課

2021年10月04日

ブハラ州とナボイ州はウズベキスタン中西部に位置し、ブハラ州では農業や軽工業、観光産業が、ナボイ州では鉱工業が盛んだ。ジェトロとウズベキスタン投資貿易省は、ブハラ州・ナボイ州経済・投資ウェビナーを9月28日に共催した。

ジェトロ・タシケント事務所の髙橋淳所長はブハラ州PDFファイル(371KB)の経済について、a.同州の名目域内総生産(GRP)では農業が5割、サービス業が3割を占める、b.産業の特徴として世界遺産ブハラ市の観光産業と建材製造、綿花栽培などの農業と繊維産業、砂漠地帯での天然ガス・原油採掘がある、と説明した。

髙橋所長はナボイ州PDFファイル(372KB)経済については、a.GRPの7割を鉱工業が占め、産業としては金・ウラン、化学、セメントが特徴的、b.ナボイ鉱業冶金(やきん)コンビナートはウズベキスタン最大の企業で、国のGDPの約1割、国家収入の約2割を占める、c.ウズベキスタン最大の化学肥料企業ナボイアゾトは高付加価値化への設備投資を積極的に進めており、最近では日系企業が投資した、と述べた。

ブハラ州のリゾ・アサドフ副知事によれば、ブハラ州はa.中東や東欧への玄関口、b.電力、ガスの価格も低く石灰岩など資源が豊富、c.1年のほとんどが晴天で農業のポテンシャルも高い、d.800以上の世界遺産があり観光も盛ん、e.自由経済区(FEZ)はギジュドゥワンと農業特化型のブハラアグロの2つある。また2019年に、ボストンコンサルティンググループのウズベキスタン内投資環境格付けでブハラ州が1位だったとのことだ。

自由経済区ナボイのハビブ・アブドゥルラエフ経営責任者はナボイのFEZについて、a.ウズベキスタン初のFEZでインフラがしっかり整備されている、b.FEZはナボイの国際空港から2キロのところと市内の2カ所にある、c.大統領決定により入居企業には2022年から法人税を完全に免除する、と述べた。

ウェビナー視聴者から、ブハラ州観光産業の現状と農業関係の投資に対する州政府の対応について問われると、アサドフ副知事は、a.ホテル建設はコロナ禍でも進展しており、旧市街には主にロシアやウクライナから観光客が来ている、b. 農業に特化したFEZでハウス栽培を行う場合、電気・ガス・水道料金は全額を州政府が負担する、と回答した。ナボイ空港の稼働状況に関する質問を受けたアブドゥルラエフ経営責任者は、ナボイ空港のフライトは2019年には592便に減少したが、2020年は695便、2021年は1~8月で917便と順調に回復していると答えた。

写真 (左から)ブハラ州のリゾ・アサドフ副知事、自由経済区ナボイのハビブ・アブドゥルラエフ経営責任者、ジェトロ・タシケント事務所の高橋淳所長(ジェトロ撮影)

(左から)ブハラ州のリゾ・アサドフ副知事、自由経済区ナボイのハビブ・アブドゥルラエフ経営責任者、ジェトロ・タシケント事務所の高橋淳所長(ジェトロ撮影)

(今津恵保)

(ウズベキスタン、日本)

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