メルコスール・シンガポールFTA交渉が再開

(アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ、シンガポール)

米州課

2021年10月05日

メルコスールとシンガポールの自由貿易協定(FTA)第2回交渉が9月29日から10月1日まで、ビデオ会議方式で開催された。パラグアイ外務省が発表した。2019年4月に1回目が行われて以来の交渉会合となった。

同外務省によると、今回は物品貿易や原産地規則、サービスおよび投資、知的財産、政府調達などに関する会合が開催された。その上で、今後の交渉会合では、貿易の技術的障害(TBT)や衛生植物検疫措置(SPS)、中小企業の章について協議することで合意した。今回の交渉会合にはアルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイの代表団が参加。メルコスールとシンガポールの両代表団は野心的でバランスの取れた包括的な協定を目指し、2022年上半期の交渉妥結を目標とするものの、可能な限り早期の妥結を目指す。

このFTAについては、新型コロナウイルス感染拡大後はビデオ会議方式で複数回の首席交渉官同士の会合が行われており、8月の首席交渉官会合では9月末に第2回の交渉を開催することで合意していた。

ブラジル経済省によると、ブラジルの対シンガポール輸入(注1)で最も金額が大きいのはHS8905.90に分類される「照明船、消防船、しゅんせつ船、クレーン船、その他の船舶、浮きドックおよび浮遊式または潜水式の掘削用または生産用のプラットホーム、その他のもの」で輸入額全体の59.8%を占める。次いで、HS 3808.91に分類される「殺虫剤」(全体の6.9%)、HS8542.32の「記憶素子」(全体の5.4%)と続く。なお、ブラジルの対日輸入(注2)でも、2019年は、HS8905.90が、HS8708.40に分類される「ギヤボックスおよびその部分品」に次いで2番目に輸入額が大きかった。

(注1)2019年(1~12月)のデータ。HSコード6桁ベース。2020年は「新型コロナ禍」のため2019年の統計を用いた。

(注2)注1と同様に、2019年(1~12月)のデータ。HSコード6桁ベース

(辻本希世)

(アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ、シンガポール)

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