中銀、イラン暦1400年(西暦2021年)第1四半期の実質GDP成長率を6.2%と発表

(イラン)

テヘラン発

2021年09月24日

イラン中央銀行は9月19日、イラン暦1400年第1四半期(西暦2021年3月21日~6月21日)の経済レポートを発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。GDPは、石油部門を含めた全体では約3,477兆リアル(約9兆402億円、1リアル=約0.0026円)、非石油部門は約3,148兆リアルとなり、実質GDP成長率は前年同期(西暦2020年3月20日~6月20日)比で、全体で6.2%、非石油部門では4.7%のプラス成長となった。

分野別にみると、農業分野の成長率は、水不足による作物の生産減少の影響を受けて、前年同期比マイナス0.9%だった。一方、石油分野は23.3%、産業・鉱山分野は2.1%のプラス成長となった。サービス分野も、前年同期は新型コロナウイルス感染拡大の影響により2.5%のマイナス成長だったが、今回は「運輸・倉庫業」「情報・通信」などが回復したことにより、7.0%のプラス成長となった。

商品とサービスの輸出入額については、イラン暦1399年(西暦2020年3月20日~2021年3月20日)通年で、輸出が前年比10.4%減、輸入が28.7%減だったが、今年度第1四半期は輸出が前年同期比35.6%増、輸入が30.5%増となった。

(マティン・バリネジャド)

(イラン)

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