2021年第2四半期のGDP成⻑率は前期比1.8%

(スイス)

ジュネーブ発

2021年09月10日

スイス連邦経済省経済事務局(SECO)は9月2日、2021年第2四半期(4~6月)の実質GDP成長率を前期比1.8%と発表PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)した(添付資料表参照)。新型コロナウイルス感染対策の緩和によりサービス部門の付加価値が大きく伸び、第2四半期のGDPは「新型コロナ危機前」の2019年第4四半期とほぼ同じ水準まで回復した。

需要項目別にみると、活動規制措置の緩和により、個人消費は前期比4.1%増と力強く回復した。政府消費支出は、新型コロナウイルス対策特別支出により5.5%増となり、個人消費を上回る伸びになった。設備投資も前期の落ち込みから1.6%増と増加に転じた。建設投資は0.1%増と微増だったものの、内需は全体的に大幅に増加した。サービスと財の貿易も輸出入ともに伸びた。

産業別にみると、規制措置の影響を最も強く受けたサービス部門の付加価値が、規制の緩和または撤廃により急増した。宿泊・飲食サービスは「新型コロナ危機前」の水準には戻っていないものの、レストランの営業が再開され、また、国内観光業が回復してきたことにより、前期比48.9%増と著しく伸びた。芸術・娯楽・レクリエーションも52.9%増と同様に大幅に伸び、輸送・通信が1.9%増、ビジネス関連が1.1%増と、ともに増加した。金融サービスは0.7%減と唯一落ち込んだが、サービス部門の幅広い成長は、サービス輸出の3.2%増に反映される結果となった。製造部門は、2020年3四半期から2021年第1四半期にかけて力強い回復をみせた後、第2四半期には0.9%増となった。最近の世界各国の産業と貿易の成長の低迷を受けて、スイスの国内産業の一部も減速し、経済情勢の影響を受けた機械・精密機器などの輸出は減少している。一方で、化学薬品産業は再び力強い成長をみせ、財輸出の0.3%増に寄与した。

(竹原ベナルディス真紀子)

(スイス)

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