ドバイ万博、入場にワクチン接種証明かPCR検査陰性証明の提示を義務化

(アラブ首長国連邦)

ドバイ発

2021年09月17日

2020年ドバイ国際博覧会(会期:2021年10月1日~2022年3月31日、以下ドバイ万博)を主催するドバイ万博公社は、新型コロナウイルス対策として、来場者にワクチン接種証明か、来場前72時間以内のPCR検査陰性証明の提示を求めることを発表した〔9月15日付国営エミレーツ通信社(WAM)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます〕。

18歳以上の来場者は、来場者の自国の政府が認可しているワクチンの接種証明、もしくは来場前72時間以内に行われたPCR検査の陰性証明の提示が必要となる。ただし、ワクチン未接種者で、来場前72時間以内のPCR検査を受けていない場合、万博入場チケットを保有していれば、万博会場に隣接したPCR検査施設で無料の検査を受けることができる。今後、ドバイ市内のPCR検査施設も利用することができるようになり、施設の場所はドバイ万博公式ホームページに掲載される予定。なお、ドバイ市内の施設でも、1日パスまたは30日間入場できるマルチデイパスを提示すれば、PCR検査を無料で受けることができる。

リーム・アル・ハーシミー・アラブ首長国連邦(UAE)国際協力担当国務相兼ドバイ万博公社総裁は「(UAEでは)過去8カ月間で感染者数が約84%減少した。全ての来場者、参加者、スタッフの健康と安全を守ることが、今後も最優先事項だ。私たちは引き続き科学・医学の専門家の指導に従いながら、世界中の人々に楽しんでいただける特別な体験を提供するために、適切に対策を調整していく」と述べた。

ドバイ万博では、今回発表された入場規制のほか、全てのスタッフやボランティアのワクチン接種、屋内外でのマスク着用、2メートルのソーシャルディスタンスの確保なども義務付けられている。

(太田尭久)

(アラブ首長国連邦)

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