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三菱商事、シェルとカナダでの水素製造の覚書を締結、アンモニアの日本向け輸出を目指す

(カナダ、日本)

米州課

2021年09月15日

三菱商事(本社:東京都千代田区)は9月8日、ロイヤル・ダッチ・シェル(本社:オランダ)の子会社、シェル・カナダ(本社:アルバータ州、以下シェル)と、アルバータ州エドモントン市近郊において、二酸化炭素(CO2)回収・貯留(CCS)を活用した水素製造に係る覚書を締結したことを発表した。

三菱商事は、シェルがエドモントン市近郊のスコットフォードに保有する化学工場隣接地に水素製造設備を建設する予定で、2020年代後半に年間約16万5,000トンの水素を製造し、アンモニアに転換後、日本へ輸出するという。水素の製造過程で発生するCO2は、シェルが開発中の「ポラリスCCSプロジェクト(注)」で地下貯留される。報道などによると、総事業費は1,000億円超に及ぶとみられる。

三菱商事の次世代燃料・石油事業本部長である羽場広樹氏は「(当社は)このようなクリーンエネルギーの機会をグローバルに検討している」「カナダでのこの機会は、日本のクリーンエネルギーへの要求を支援するものだ」と述べた。また、シェルの化学品・製品部門の上級副社長であるマーク・パテンデン氏は「この機会は、低炭素燃料、製品、炭素貯蓄を顧客に提供するための世界的な拠点をつくるというわれわれのビジョンに沿ったものだ」と述べた。

カナダ政府は2020年12月に、2050年までに温室効果ガス排出ネットゼロ達成に向けた水素戦略を公表し、カナダを水素の主要輸出国かつ水素技術のグローバルリーダーとするための野心的な枠組みを定めている。

(注)アルバータ州における大規模CCSプロジェクトで、2023年に最終投資決定を行う予定。プロジェクト期間中に約3億トンのCO2を貯留する。

(大塚真子)

(カナダ、日本)

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