生産省がカタクチイワシの2021年第1漁期(冬漁)の水揚げ量発表

(ペルー)

リマ発

2021年09月07日

ペルー生産省(PRODUCE)は8月25日、4月23日に解禁された沿海北・中央部のカタクチイワシ(アンチョベータ)の2021年第1漁期(冬漁)漁獲量が前年同期比4.1%増の246万1,568トンだったと発表した。これは漁獲枠250万9,000トンの98.1%に相当する。また、イバン・キスペ・アパサ生産相は、今期水揚げされたカタクチイワシから生産された魚粉と魚油は合わせて69万6,300トン(うち87%が魚粉、13%が魚油)に上り、同製品の総輸出額は10億6,500万ドルと、水産品輸出の32.0%を占めると述べた。さらに、雇用面では直接・間接雇用を合わせて6万人以上を生んだほか、税収も1億5,060万ソル(約40億6,620万円、1ソル=約27円)に上り、ペルーの経済回復に寄与したと強調した。

一方、沿海中央・南部のカタクチイワシ第1漁期は3月10日から6月30日までで既に終了しており、第2漁期も、6月27日付の生産省令第00173-2021-PRODUCE号によって、7月1日から12月31日までの期間で解禁済みだ。中央・南部の漁獲量は第1、2漁期ともにそれぞれ40万9,000トンに定められている。

(設楽隆裕)

(ペルー)

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