ベルリン市とメクレンブルク=フォアポンメルン州の議会選、社会民主党が第1党維持

(ドイツ)

ベルリン発

2021年09月30日

ドイツの連邦議会選挙(2021年9月28日記事参照)が行われた9月26日、首都ベルリン市(州に相当)と北東部メクレンブルク=フォアポンメルン州で州議会選挙が行われた。

ベルリン市の各党の得票率(暫定結果)は、市議会最大与党の社会民主党(SPD)が21.4%(前回2016年選挙との得票比0.1ポイント減)で、第1党を維持した。SPDと3党連立を組む緑の党は18.9%(同3.7ポイント増)と躍進した一方で、同じく連立を組む左翼党は14.0%(1.6ポイント減)と振るわなかった。他の政党では、中道右派のキリスト教民主同盟(CDU)が18.1%(0.4ポイント増)、中道リベラルの自由民主党(FDP)が7.2%(0.5ポイント増)、極右の「ドイツのための選択肢(AfD)」が8.0%(6.2ポイント減)だった。

ベルリン市長には、SPDのミヒャエル・ミュラー前ベルリン市長が連邦議会選挙に出馬したため、同党の市長候補であるフランツィスカ・ギファイ前連邦家族・高齢者・女性・青少年相が1947年以来の女性市長に就任する見通し。市議会で過半数を確保する連立の組み合わせは、現在の(1)SPD、緑の党、左翼党、もしくは(2)SPD、緑の党、FDPとなる。SPDは選挙翌日の27日に、AfDを除く全ての政党と連立の可能性を模索すると発表した。

メクレンブルク=フォアポンメルン州議会選挙では、SPDが得票率39.6%(9.0ポイント増)で圧勝した。その他の党の得票率では、AfD16.7%(4.1ポイント減)、CDU13.3%(5.7ポイント減)、左翼党9.9%(3.3ポイント減)、緑の党6.3%(1.5ポイント増)、FDP5.8%(2.8ポイント増)となった。

州首相は第1党SPDのマヌエラ・シュベージッヒ前州首相の続投になる見込み。同州では2016年からSPDとCDUによる連立が政権を担ってきた。シュベージッヒ州首相は選挙結果に対し、同州の市民による「SPDと私に政権を委ねる明確な信任だ」とコメントした。SPDは安定政権を目指し、CDU、左翼党、緑の党、FDPと連立協議を行うとしている。

(ヴェンケ・リンダート)

(ドイツ)

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