新型コロナ・デルタ型変異株の感染確認、再びロックダウン

(ニュージーランド)

シドニー発

2021年08月18日

ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン首相は8月17日、最大都市オークランドで新型コロナウイルスの市中感染者が1人確認されたことを受け、再び制限措置を強化すると発表した。同日午後11時59分からニュージーランド全土を対象に、4段階ある新型コロナウイルスの警報レベルを最高位の4に引き上げた。オークランドと感染者が訪れていた北島北岸のコロマンデルでは7日間、それ以外の地域では3日間、制限措置を継続する。

同国では2月23日以降、警報レベルを1として、入国規制以外の国内での制限措置を撤廃していた(2021年2月24日記事参照)。レベル4への引き上げは2020年4月以来2度目となる。今回確認された市中感染者はデルタ型変異株によるものであり、感染源の確認を急いでいる。

レベル4の制限下では、必需品の買い物や運動、医療サービスへのアクセスなど必要不可欠な外出以外は、自宅にとどまる必要がある。また、外出時はマスクを着用することを推奨しており、公共交通機関ではマスク着用を義務付ける。スーパーマーケット、薬局、病院、ガソリンスタンドなどの重要なサービスを除き、ビジネス活動は中止する必要があり、可能な場合は在宅勤務への移行が求められる。教育機関や公共施設、レストランやカフェ、ジム、映画館なども閉鎖され、厳格な旅行制限が課される。ワクチン接種も8月19日まで停止される。

アーダーン首相は「デルタ型変異株は感染力が強く、隣国オーストラリアでは対応の遅れが悲惨な結果をもたらしていることから、迅速かつ厳格な対策が必要だと判断した」と説明し、国民に再び団結して危機を乗り越えるよう協力を求めた。

(住裕美)

(ニュージーランド)

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